2023年~2024年、冬シーズンも雪道走行に十分注意しましょう!
※ここで掲載している新しいチェーン規制は2018年から制度化されましたが2023年2月現在で未だ実施されたことは無く、大雪などの際には事前に通行止めの措置が取られる傾向にあります。
しかし急な天候の変化の考えられますので、冬場の走行時には、規制の有無に関わらずチェーンを携行するようにしましょう。
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大雪時のチェーン装着が13区間で義務付け
国土交通省と警察庁は、過去に大規模な立ち往生などが発生した高速道路7区間と国道6区間の合わせて13区間について、2018年の冬からタイヤチェーン装着義務を指定しました。(2018年12月10日発表)
チェーン規制は、『大雪特別警報』や『大雪に対する緊急発表』が行われるような異例の降雪があるときに行われます。
(冬シーズン中、常に規制が掛かっているわけではありません。)
ただしこの改正されたチェーン規制がかかった場合には、雪道に対応しているタイヤであっても、チェーンの装着が義務付けられます。
- ノーマルタイヤ(夏タイヤ)
- オールシーズンタイヤ(ミックスタイヤ)
- スタッドレスタイヤ(冬タイヤ)
どのようなタイヤであっても、チェーンの装着が必要になります。
チェーンによっては、夏タイヤと冬タイヤでサイズが変わる場合があるので注意が必要です。
大雪時、指定の規制区間では、たとえ冬タイヤを装着していてもチェーンを装着しなければ走行できません。
大雪時、指定区間では雪道に対応しているスタッドレスタイヤやオールシーズンタイヤなどのスノータイヤ装着車を含めて、全ての車でチェーン規制が実施されます。
「チェーン規制」実施期間中は、スタッドレスタイヤ装着車であっても、チェーンを付けていない車両は通行制限がかかり、通行することができません。
もし仮に通行することができてしまっても、チェーン未装着で走行した場合には、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科されるとの情報もあります。
大雪が予想されるときに指定区間を走る際は必ずチェーンを携行するようにしましょう。
(2022年1月5日 現在)指定されている13区間の一覧は、下記の通りです。
大雪時のチェーン義務付け13区間一覧(2023年12月 現在)
チェーン規制の区間については2018年12月発表されたあと、順次拡大されるとのことでしたが、2023年12月現在、最初に義務付けられた13区間以外に拡大されたとの情報は入っておりません。
13区間の地図は下記の通りです。
【高速道路】7区間
- 新潟・長野両県の上信越道(信濃町IC~新井PA)
- 山梨県の中央道(須玉IC~長坂IC)
- 長野県の中央道(飯田山本IC~園原IC)
- 石川・福井両県の北陸道(丸岡IC~加賀IC)
- 福井・滋賀両県の北陸道(木之本IC~今庄IC)
- 岡山・鳥取両県の米子道(湯原IC~江府IC)
- 広島・島根両県の浜田道(大朝IC~旭IC)
【国道】6区間
- 山形県の国道112号(西川町志津~鶴岡市上名川)
- 山梨・静岡両県の国道138号
(山梨県山中湖村平野~静岡県小山町須走御登口) - 新潟県の国道7号(村上市大須戸~同市上大鳥)
- 福井県の国道8号(あわら市熊坂~同市笹岡)
- 広島・島根両県の国道54号
(広島県三次市布野町上布野~島根県飯南町上赤名) - 愛媛県の国道56号(西予市宇和町~大洲市松尾)
チェーン規制に対応したチェーンとは?どのようなチェーンを使えばよいのか。
チェーン規制に対応するチェーンについては、自動車用品店などで販売されているものであれば基本的に問題ありません。ただし、スプレー式のように薬剤をタイヤに吹き付けるタイプのものは、チェーン規制中のチェーンとして認められていません。スプレーチェーンは、チェーン規制時には通行することができませんので注意しましょう。
また、トラックなどの貨物車両については貨物車専用のものを装着する必要があります。
OK: 金属・ゴム・布 製
- 金属チェーン 金属製のチェーンやワイヤー製品
- ウレタン&ゴムチェーン ゴムなどの樹脂製の製品
- 布製カバータイプ アラミドなどの特殊繊維製の製品
※タイヤ・チェーン等は走行装置に確実に取り付けることができ、かつ、安全な運行を確保することができるものでなければなりません。
OKのものであっても、取り付け方法や取付可能なタイヤサイズ、チェーンのメンテナンスなどによく気を付けましょう。
NG: スプレー式
- スプレー式の滑り止め剤
スプレー式の滑り止め剤は、チェーン規制時のチェーンとしての機能は認められていません。
「チェーン規制」のまとめ
大雪時に車両が立ち往生してしまうと、まさに命に関わります。
以前、知り合いの運送会社で、大雪で立ち往生して何日間も会社に帰ってこれないドライバーがいらっしゃいました。その方は、近くの住民から食料やトイレなどを提供してもらい数日後になんとか帰ってこれたのだとか・・・。
このたびの『大雪時、罰則付きチェーン規制』は、スタッドレス車にも適用されるものですが、事故を未然にふせいだり命を守るためには必要な措置かと思われます。
規制区間では、大雪時に規制が掛かると、たとえスタッドレスタイヤを装着していてもチェーンを装着する必要がありますので十分に注意してください。
また、規制区間を拡大していくとのことなので、最新情報をご確認ください。
下記、ご確認ください。
国土交通省のページです。『チェーン規制』に関するQ&Aの確認はこちらから。
日本道路交通情報センターのページでは、チェーン規制を含む全国の道路状況を確認することができます。
チェーン規制に関わらず、車両の足回りは重要ですね。溝や亀裂に異常がないかチェックして、必要ならキッチリ交換しましょう。
軽貨物から2トントラックで、お客様の配送部門として配送業務を担います。