2トントラックは何万キロ走るのか?
仕事の大切な相棒、2トントラックは引退するまでに何万キロ走るのか。2トン車の経済的耐用年数=寿命はどれくらいなのか。2トン車を複数保有する運送会社の当社をモデルに計算してみました。もちろん、トラックのメンテナンスや運転の仕方など、車両状態によって寿命は変わってきますので参考までに考えていただければと思います。
2トントラックの寿命(経済的な耐用年数)の計算
当社の平均的な車両のライフサイクルを元に計算しております。
1日あたり平均 150km走行するとして、
月間、22日稼働で 3,300km
年間にすると、39,600kmとなります。
この計算だと1年で、地球一周分の約4万kmとほぼ同じです。
法定の点検整備をしっかりとおこなっていても、車両購入から10年が経過すると不具合が出てくることが多いです。そうすると、車両維持費のバランスをとるのが難しくなってきます。
2トン車寿命の1つの目安として、10年間フル稼働して約40万キロメートル
地球を約10週分走って、引退となるのが当社の平均的な総走行距離になるかと思います。
もちろん、顧客先や業務内容によって走行距離は全然変わってくるので一概には言えません。
街中をルート配送しているトラックは、信号待ちで発進・停止を繰り返し、車両に負担がかかる負担が大きいです。その車両は、1日で約50kmしか 走らないですが、距離は短いけれど負担は大きいです。それとは反対に、高速道路を走る運行が多い車両は走行距離は長いけれど、車両の負担は比較的少なくなります。
2トン車の寿命、当社の最高記録
<総走行距離の最高記録>
当社の今までの最高記録は、2018年1月に引退した いすゞエルフ旧111号車です。エンジン載せ替えなし、12年間の稼働で走行距離は74万キロでした!!
日頃のドライバーさんの運転の仕方や、メンテナンスによって車両の耐久性は向上させることができます。上記の写真は引退する日に記念で撮った写真ですが、12年経っているとは思えないくらい綺麗に乗ってくれていました。
<使用年数の最高記録>
2021年10月に売却したこちらの車両は、走行距離542,100km
初年度登録は、2006年(H18)9月ですので、新車から丸15年 当社で使用しました。
10月に車検をとり終え、16年目に突入する予定でしたが、業務の都合上トラックの仕様変更が必要となり売却することになりました。
そういう意味では、まだまだ寿命が残っているかもしれません。
軽貨物から2トントラックで、お客様の配送部門として配送業務を担います。