トラックの法令3か月点検について
トラックの安全性を確保するためには、点検整備を行いトラックを良好な状態に保つことが重要です。
法令で定められた定期点検整備では、12か月ごとの車検はもちろんのこと、3か月ごとの点検も当社では整備工場に外注し保守整備をおこなっております。
3か月点検に関して言えば、点検だけなら自社でおこなうことも法令上問題ありません。実際にコスト削減目的で、外部に委託せず自社で点検おこなっている運送会社もあります。これについては、しっかりと点検していれば全く問題ありません。しかし、弊社ではコストをかけてでも他人の目を入れて点検するべきだと考えて、整備のことは整備のプロにお任せし、トラックが万全の状態で運行できるよう心がけています。
運送会社のトラックは3段階の点検で安全を確保しています
事業用の緑ナンバートラック、つまり運送会社のトラックは、日常点検・3ヶ月点検・12ヶ月点検の3段階の点検で車両の安全性を確保しています。白ナンバーの自家用トラックよりも、厳しく監査されることもあるため、運送会社のトラックの点検実施率は比較的高いと言われています。
(1) 運送会社の日常点検
事業用トラックは、運行前に日常点検をおこないます。車両に異常がある場合は、臨時の整備をします。
(2) 運送会社の3ヶ月点検 47項目の点検
事業用トラックは、3ヶ月に一度、47項目についての3ヶ月点検をおこないます。弊社では整備工場に委託して、点検時に異常があった場合はすぐに整備をしてもらいます。
3ヶ月点検について少し古いデータになりますが、事業用トラックの約3割が未実施、自家用トラックの7割が未実施というデータがありました。資料:平成18年の国土交通省自動車交通局の調査より
その後、3ヶ月点検の未実施については厳しい対応がされてきたこともあり、3ヶ月点検の実施率は改善されています。
弊社では設立依頼3ヶ月点検を整備工場に委託しており、3ヶ月点検の実施が必須項目である安全性優良事業所認定(Gマーク)を2012年から受けています。
(3) 運送会社の12ヶ月点検 96項目の点検
事業用トラックは、1年に一度、96項目の12ヶ月点検をおこないます。弊社の所有する小型トラックは、初回の車検は2年目、2年目以降は1年ごとの更新となり、新車購入の翌年は車検がありませんが、12ヶ月点検を確実に実施しして安全性を確保しています。
軽貨物から2トントラックで、お客様の配送部門として配送業務を担います。